古民家ホテル→ユニバーサル化計画【定森夫婦編】

定森さんご夫婦は、仲睦まじいお2人。
電動車椅子を使っておられる奥様、おおよそ30kgくらいある電動車椅子は、小さな段差を越えるために持ち上げるのも一苦労です。
特に、古民家にありがちな、狭い道や小さな段差、駐車場から古民家ホテルまでのアプローチ、小路から玄関、玄関からあがりかまち、、。
たった2cm程度の段差でも狭い溝やヘコミになっていると、車椅子の小さな前タイヤがハマり込んで、抜け出すのが困難になることも。
自力で駆動する車椅子なら数センチ単位で操作できても、レバーの微調整で駆動させる電動車椅子は、思うより前進しすぎたりして、なかなか思う通りに位置づけられない場合もあります。
あとほんの数ミリ、数センチ。

旅先は見通しがききにくい行為の連続。
日頃は気に留めないような造りも、誰もが自分の地続きにあると思えば、何かできるかもしれないという気持ちも芽生えてくるのかもしれません。
そして、その新たな発見は、誰かに贈ることができる取り組みになるかも。
自分の世界の見え方も変わる感じがします。

たつの市内観光地で古民家ホテルを営業するmasumasuさんと一緒に取り組む、たつの観光に古民家ユニバーサルホテルを実現しようアクションをはじめました。
Ayumi Ardenさんにお声かけいただき、私はアドバイザーやら、ユニバーサル化のための多少の企てやら、させていただいています。

現在営業している古民家ホテルkurasuを使わせていただいて、さまざまな障害のある方やご家族に実際に宿泊していただきながら、ヒヤリング。
旅を楽しむ非日常性や、古民家の風合い・使い勝手などを、机上でなく、手ざわりを持って、障害のある方々と、管理者や設計士さん、ホテルスタッフさんなど関係者と知恵や体験を循環させて、そこから醸される〝何か〟を掴んでいきます〜。

定森さんご一家のkurasu泊話は、そもラジでも聴けますよー。
https://stand.fm/episodes/621c7d508656bf000645d875